定期的なカラ―が薄毛の原因
1995年頃から女子高生中心に茶髪が流行り始めて、一気に日本の女性に髪の毛を染めるのが当たり前になりました。
現在では、カラーをしていな女性を見つけるのが困難なくらいです(2020年以降は染めていない女性が少し増えています)。
カラー後に急に女性の薄毛のご相談が増える
このサイトの管理者である育毛相談WEBのセラピスト山田が育毛のご相談を承り始めた1999年頃は、女性のご相談者はほとんどいないくらいに少なかったです。
ところが2002年頃を境にして女性の薄毛のご相談が増え始めて、2022年には相談室にいらっしゃるご相談者のうち5割~6割くらいが女性になっています。
メールやオンライン・LINEでのご相談になると、実に7割~8割が女性のご相談です。
カラー後2回の生え替わり後から
2002年以降と言うと、ちょうど多くの女性がカラーをし始めてから、7年以上経った時に当たります。
この期間はちょうど女性の毛の生え替わりサイクルからすると1995年から2回目の生え替わりに入っているか3回目にかかる頃に当たります。
定期的に行い始めたカラーの影響が表面化する頃になるのです。
キレイに洗ってからカラーをする
定期的なカラ―の影響があるのは、頭皮をキレイに洗って保護するものを取り去ってからカラーをするからです。
カラー剤は浸透力・細胞を痛める作用が強い
カラーは皮膚よりも硬い髪の毛に染料を入れ込みます。毛穴は開いているのですから、カラーを髪の毛に入れている間に毛穴の奥深くまで入り込みます。
カラーを行うと髪の毛が痛むことが多いのは、タンパク質を痛める作用があるからです。痛めることがなくても、異物が皮膚表面に乗ったり、毛穴内部に入り込むことで皮膚組織が抵抗するようになります。
頭皮の保護膜=皮脂を取り去ってからカラーを行うのを、1カ月に1回とか・2カ月3カ月に1回行うが普通でしょうから、その回数分頭皮や毛穴内部の毛を育て作る組織を痛めることになります。
カラーで痛めた影響は後から
生えている毛にカラーをしても、細くなることはありませんが、少しずつ毛を作る機能が落ちてくるので柔らくなってきます。そして、その毛が抜けて次に生え替わってくる毛に本格的に影響が出てきます。
最初は細くしか育たなくなってくるので、柔らかくボリウムが落ちて、細いので密度が広がり地肌が透けて見える部分が出てくるようになります。
これが、ちょうどカラーを定期的に始めて6年~10年くらい経過した頃に表面化するのです。
20歳前後からカラーを始めた女性なら、20才代後半~30才代前半で髪の毛に不安を持っている人が多いのではないか?と思います。
カラーの影響をいかにして防ぐのか?が、女性が薄毛を治す肝になっていると言っても過言ではありません。
そのやり方については「髪は増える!」「美髪はよみがえる」に記述しています。